Hagenbund ~ハーゲンブント~
ハーゲンブントとは、1900年に組織された美術家の集団で、レストランの主人(ハーゲン)に由来し、そこに集まるメンバーを意味します。銀座・築地・月島・勝どき・豊洲・下町エリアの食歩記を中心に、食に関するさまざまな情報を発信します。
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松の実(韓国料理/飯田橋)
韓国では50%を超える高視聴率を記録し、日本でも人気を博したTVドラマ「チャングムの誓い」をご覧になって、韓国宮廷料理に興味を持った方も多いかと思う。
「松の実」はチャングムの世界を少し垣間見ることの出来る韓国料理店だ。

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神楽坂の裏通り、小さな看板を掲げているごく普通の一軒家。
友人のお宅に招かれたような気分になる。

料理はお任せのコースのみ。

まずは松の実のお粥から。
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ドラマでは、チャングムの敵役であるグミョンが、料理対決の際、フルコースのイントロとして5種類の木の実の粥を料理し、チャングムを上回る評価を得ていた。曰く、まずこのお粥で食欲を増進するだけでなく、消化を助け、食後の便通も促すという。その五子粥ではないが、ポタージュのような口当たりながら、素材の風味を損なわない仄かな塩気のお粥は、空っぽの胃袋に優しく染み渡り、コースの幕開けに相応しい一品。

九節板(クジョルパン)
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韓国ではお祝いの席で食される、目にも美しい料理。
陰陽五行に則り、色も五色、味も「酸・苦・甘・辛・鹹」で表現される。
菊の葉が飾られたミルジョン(クレープのようなもの)に包んで頂く。

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丁寧に下拵えされた具材は綺麗なだけではなく、個々の特性を生かした味付け。

ひとくち冷麺
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麺はそば粉を使用した細めのもの。水キムチの美味しさが光る。

キムチ
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いい意味でシンプルな味わい。これでチゲをやったら絶対に旨そう。

季節野菜のチヂミ
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この日はカボチャ。油っぽさが全くない。宮廷料理らしい上品さが漂う。ひとくちサイズにカットしてくれているのでとても食べやすい。これは自宅でも作れそう。参考になった。

フェ(刺身)
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ホタテ貝の下に、チョンサッチェという海草が敷かれている。これが、プリプリ、サクサクとしてとても美味しい。少量混ぜられたエゴマの葉の香りが爽やか。ソースは酸味のきいたチョコチュジャン。

宮廷トッポッキ
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韓国料理というと、まず、辛い!というイメージが先立つかもしれないが、王朝時代は唐辛子がまだ渡来していないので、宮廷料理は滋味深い繊細な味付けのものが多い。身分の高い者ほど、素材の持ち味を大切にした上品な料理を好んだという。
ここのトッポッキもご覧の通り、辛味は全くない。
また前述の陰陽五行を踏まえて、色鮮やかな五色の野菜を使用している。胡椒の香りが鮮烈。
甘味は水飴を使用しているのか、調味料が具材に良く絡まっている。

本日の一品
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この日は梨のサラダ。
ごま油で軽く和えてある。ピッとした酸味が心地よい。

参鶏湯
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骨まで食べられるほど柔らかく煮込まれている。肉厚のナツメが瑞々しい。韓国では四日に一度食べると健康が保たれて、病気の回復も早いと言われているが、決して大げさな話ではなく、食べるそばから癒されていくような気がする。事実、胃を中心に身体が放射状に温まり、手足の先までホカホカとしてくる。

トウモロコシ茶
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茶器が二重構造になっていて、熱々なのに持っても熱くない。香ばしい芳香が鼻腔をくすぐる。

杏仁豆腐 ザクロのお酢を添えて
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杏仁豆腐はもう少しクリーミーな方が好みだが、ザクロのお酢は香りが良い。

王族や両班と呼ばれる特権階級が食べた宮廷料理と、庶民が工夫を凝らした郷土料理が程よく融合したコースで、最後まで楽しく食べることが出来た。

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テーマ:韓国料理 - ジャンル:グルメ

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