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Hagenbund ~ハーゲンブント~
ハーゲンブントとは、1900年に組織された美術家の集団で、レストランの主人(ハーゲン)に由来し、そこに集まるメンバーを意味します。銀座・築地・月島・勝どき・豊洲・下町エリアの食歩記を中心に、食に関するさまざまな情報を発信します。
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Cuvee Bonne idee(ワイン/ ラングドック)

先日、晴海のトリトンスクエアーにあるTOKIでワインを購入した。このお店ではおすすめの商品にはコメントが添えられている。普段だと、ついついコメントが付いたワインの中から琴線に触れた商品を手にすることが多い。

2000円以内の赤ワインで我が家の定番とも言えるワインがある。TOKIに行くと大抵そのワインを購入してしまうのだが、たまには何か別のものを!という天の声が聞こえた。 声に従い、店内をグルグルと何周もしてみるものの、なぜかピンと来ない。

それならば店員さんに相談してみようか。最初にすすめられたのは、シラー100%のワイン。値段は1400円台だったかと思う。シラー100%なら面白いかも!それに値段も手頃だし、やっぱり聞いてみるものだ、とほくそ笑んでいた矢先、「あっ!そうだ!」と叫び店員さんはその場を立ち去った。もうそのシラーを買うつもりだったから、行かなくてもいいのに!なんかちょっとメンドクサイ。そんな失礼な気持ちがかすめた矢先、彼はとある一本のワインを携えて戻ってきた。それが今回紹介するワインだ。

まずはその顔をとくとご覧いただこう。その方が話が早い。



見た瞬間、正直フリーズした。まず、コルクが透けて見える。つまり、口の外周を透明なビニールが覆っているのだ。そして、そのコルクの色がとても黄色い。かなり強い着色だ。ビビット過ぎる。


次に、エチケットに目を移す。キースヘリング風の電球のイラストがこれ見よがしに、微笑みかけている。これまた何とも安っぽいではないか。いかにも不味そうだ。普段なら決して手に取ることがないワインである。

あーあ、よりによって何でこんなワインを持ってくるんだ?さっきのシラーを買う気満々だったんだから。ちょっと殺意が芽生える。そんな心のうちも知らずに彼は熱心にワインの説明をしてくれている。しかし、その声の半分も耳に届かない。このままこのワインを買わざるを得ないのか。強いお勧めには弱いのだ。今日はついていない。半ば諦めの気持ちが芽生えると不思議なもので店員さんの説明も耳を入ってくるようになった。

古木のカリニャン種のぶどうだけで造られたワイン。見た目の悪さはコストダウンを図り、その分、中身にお金を掛けてつくったからだという。マエラシオン・カルボニック製法だとか。「この品種自体、不当に評価されているから低価格なものが多く、総じてコストパフォーマンスが高い」と店員さんの鼻息も荒い。「赤ワイン好きの方や飲みなれている方なら、気に入って貰えると思う」と熱弁を振るう。値段は1700円台だった。そこまで言うのなら試してみようではないかと、結局これを購入することにした。

肉料理の時に何の躊躇いもなく開栓してみた。香りを嗅ぐ。おや?悪くない。これだから人は見た目で判断してはいけない。(店員さんのことではありません)

果実味がしっかりとしていて、口当たりは柔らかい。色は濃いが、タンニンが強過ぎずサラッとした軽快感がある。また、軽さの中にも重厚な香りの種が感じられる。じっくりと飲めば更に花開くかもしれない。 これならあわせる料理の幅も広そうだ。ただ、本格派の濃厚な料理には少し弱いかも知れないが。確かに1000円台のワインとしてはコストパフォーマンスは高いといえる。ありがとう店員さん。うざがってごめんね。

Bon Ideeは英語でいうGood Ideaの意味だそうだ。飲み終わった後、ラベルに目を転じるが、これはこれで味があって悪くない。そう思えるようになった。黄色い栓は頂けないが。

Cuvee Bonne idee(ワイン/ ラングドック)
カリニャン100%

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