Hagenbund ~ハーゲンブント~
ハーゲンブントとは、1900年に組織された美術家の集団で、レストランの主人(ハーゲン)に由来し、そこに集まるメンバーを意味します。銀座・築地・月島・勝どき・豊洲・下町エリアの食歩記を中心に、食に関するさまざまな情報を発信します。
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山形正宗 羽州誉 純米吟醸(日本酒 / 山形県)
羽州誉は十四代の高木酒造が開発した酒造適合米で、山形正宗はこれを託された4つの蔵元のひとつ。

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最初の飲み口はやや個性的な香りを感じた。全体的にはおとなしめの印象だ。ただし、急上昇中の蔵元だけにバランスよく仕上がっている。むしろ翌日の方がこなれた感があった。

山形正宗 羽州誉 純米吟醸(日本酒 / 山形県)
原材名:米・米麹
原料米:羽州誉
精米歩合:50%
酒度:+7
酸度:1

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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ

黒龍ひやおろし(日本酒 / 福井県)
灘屋さんにて計り売りで購入した黒龍のひやおろしの生原酒もそろそろ移動による振動が落ち着いた頃合だと思い開けてみた。

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荒削りではあるがしっかりと黒龍らしさを湛えている。黒龍のお酒は本当にどのランクもブレがない。前回同様、栓の問題があるので、やはり灘屋さんで頂いたものには敵わないようだが。

黒龍ひやおろし(日本酒 / 福井県)
製造元:黒龍酒造株式会社
詳細な情報なし
購入先:灘屋(湯河原)

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テーマ:日本酒 - ジャンル:グルメ

十一房珈琲店(コーヒー / 銀座)
普段、有楽町線を利用しているので、所用は銀座4丁目から1丁目の間で済ませてしまうことが多い。8丁目まで足を延ばせば「らんぶる」があるのだが、ついつい不精をしてしまう。そんな中、十一房はこのエリアのお気に入りの一軒。

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Quadの真空管アンプが静かにJazzを奏でる。コーヒーは自家焙煎の豆を使い、ネルドリップで淹れてくれる。それだけに多少時間は掛かるので、急ぎの時には向かない。

ブレンドの中ではフレンチブレンドがおすすめ。ハイローストなので苦味が強いが、柔らかな甘味も感じられ、バランスがいい。写真はエチオピア。酸味が程よく、しっかりとコクもある。

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この他にも、エージングが進んだオールドビーンズを使ったストレートコーヒーも楽しめる。

十一房珈琲店 (ジュウイチボウコーヒーテン) (コーヒー専門店 / 銀座一丁目、有楽町、銀座)

東京都中央区銀座2-2-19
11:00~22:00 土日祝:11:00~21:00
無休

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テーマ:コーヒー - ジャンル:グルメ

まつ惣(居酒屋 / 有楽町)
たまには毛色の変わったところで飲もうと、有楽町に足を延ばした。いわゆる「ガード下」である。有楽町にはしばしば来ているのだが、ガード下は近くて遠い存在だった。勿論、経験が無いわけではないのだが、なんとなくおやじっぽい雰囲気を味わっただけで、特に印象に残ったお店はなかった。しかし、今回たまたま入ったまつ惣は琴線に触れた。

おすすめとおぼしきメニューが2つある。まず1つ目は肉豆腐。



豆腐が少し大きめに切られているのが特徴。そのため、じっくり煮込まれているが煮崩れせず、味もほどよく浸透している。メニューを良く見ると冷奴は築地の安達屋さんの豆腐を使っていると書かれている。もしかするとこの肉豆腐もそうなのかも知れない。

甘さと辛さのバランスが絶妙。また、余分な混ざり物が入っている感じがしないのもいい。肉には牛すじも使われているが、とろとろに柔らかくて旨い。近年食べた肉豆腐では随一。

ここからは居酒屋さんらしいメニューを。まずはたこわさび。
何を飲むかにもよるが、熱燗を頂くならいいあてになりそう。



まぐろ納豆


もう一つのオススメメニューである串かつ。


衣は薄くカリっと揚がっていて、肉はジューシー。その辺のトンカツ屋さん顔負けの味だ。たっぷり掛かったソースの香りで酒が進む。特に焼酎、サワー、ホッピー系はGood!

御新香


ちゃんとした自家製のもの。十分に美味しいのだから、味の素は掛けないで頂きたい。

多様なメニューが並ぶ串ものから和牛の串を注文。予想以上に肉質がよい。炭で炙られることにより塩がまんべんなく溶け込み、実に旨い。


お酒がもっと充実すると言う事ないが、そこはガード下、多くは望むまい。また、お気に入りが一軒増えた。

まつ惣 (まつそう) (居酒屋 / 日比谷、銀座、有楽町)

東京都千代田区有楽町2-1-20
TEL:03-3592-6551
17:00~23:30 土日:16:00~23:00
無休

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テーマ:B級グルメ - ジャンル:グルメ

近どう(もんじゃ / 月島)
2008.1.13

日曜日のお昼、野暮用でまたしてもトリトンスクエアへ出掛けたが、トリトン内のレストランには食指が動かず、月島へと足を伸ばすことにした。かるくもんじゃ焼きでも食べてみようか、ということになったのだが、月島のもんじゃ焼き屋にはそれほど明るくない。勘だけを頼りに近どうに入ってみた。お店はかなりの賑わい。なんとか並ばずに店内へ入ることができた。

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お店の冠が付いている特製近どうもんじゃを注文。
生いか・生えび・たこ・牛肉・切りいか・桜えび・そば等が入りボリューム満点。

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この日はそれほど昼酒気分でもなかったのだが、ソースの芳ばしい香りを嗅いでいたら飲まずにはおれない。たまらずにビールを注文。

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たっぷりのキャベツにバラエティ豊かな具材。昼酒+もんじゃは予想以上に楽しい。

もんじゃ近どう 本店 (もんじゃ・こんどう) (もんじゃ焼き / 月島)

東京都中央区月島3-12-10
平日:17:00~22:00 土日祝:12:00~22:00
無休

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Star Bar Ginza (Bar / 銀座)
2008.1.12

我が家でとっておきのBarと言えばStar Barを置いて他に無い。年に数回しか足を運ばないが、いつも温かく迎えてくれる。

カクテルの世界チャンピオンと日本チャンピオンの二冠に輝いた実績を持つオーナーの岸さんを先頭に、店長さんから若いバーテンダーの方まで実に感じがいい。これがこの店の財産と言える。そして、何よりカクテルが旨い!



だからここでは基本的にカクテルしか注文しない。大体、季節のフルーツを使ったオススメを伺い、その中からまず一杯。後はその日の気分でスタンダードなものを選ぶ。この日はザクロを使ったショートカクテルとイチゴたっぷりのロングカクテルを頂いた。どちらもフルーツの持ち味を生かした香り高いもの。

続いてはパイナップルを使ったカクテルとダイキリを。フルーツ系のカクテルは素材の質の高さに瞠目させられる。勿論、それに引けをとらない技術とお酒の組み合わせの妙も光る。ダイキリなどのショートカクテルは氷の破片の入り方が見事。シェイクすることで氷のエッジが削り取られ、細かい粒となって水面に浮かぶ。この食感がまた美味しさを生むのだ。

最後にモルトを注文。
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次回はいつ入荷できるか全くわからないという稀少な酒だったのだが、最後の1杯ということで特別にお安くしていただいたのがこちら。30年ものだけあって樽香も豊かで、何とも複雑な味わいだ。

スターバー・ギンザ (STAR BAR GINZA) (バー / 銀座一丁目、有楽町、銀座)

東京都中央区銀座1-5-13 三弘社ビル B1F
TEL:03-3535-8005
18:00~1:30(土~23:30)
日祝休

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テーマ:BAR - ジャンル:グルメ

ろくまる(もつ鍋 / 銀座)

2008.1.12

銀座のベルビアがオープンした時から気になっていたろくまるへ出掛けた。着くと既にほぼ満席の状態。当日に予約したのだが、どうやらギリギリで席が確保できたという感じだ。出掛ける際は早めに予約されたい。

この店のもつ鍋は醤油、塩、味噌、薬膳、柚の5種類。なんとなく味噌イメージが強いのだが、マスコミやガイドでは塩味のもつ鍋をしばしば目にする。塩か味噌か?意見が分かれる。手っ取り早く、店員さんに相談。さあ、どっちだ。すると思ってもみない答えが返ってきた。

「お店的には醤油がおすすめです。人気も醤油がいちばんです。私も個人的には醤油が一番いいと思います。」なんと、塩と味噌は一票も獲得ならず。醤油が一気に3票をGet!予想外の展開である。そこまで言うのなら、醤油にしてみるか、ということでもつ鍋は醤油味に決定!

こんな感じで供される
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にらがしんなりしてきたら食べ頃
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ゼラチン質がたっぷりで臭味は全くなく、トロリとした食感が良い。野菜のにらもポイントのひとつ。惜しげなく振り掛けられた胡麻がいい。スープもしっかりと旨味が乗っている。オススメの通り、醤油でよかったようだ。しかし他の味も試したくなる。この感じなら味噌よりは塩か。

鍋のほかに軽くつまみになりそうなものを注文。
まずは上州和牛レバ刺し
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肉質そのものは悪くない。まずまずと言ったところ。

ごぼうの天ぷら
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2人で食べるには少し量が多かった。

ざく切りきゅうり
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これはさっぱりして、鍋のあいのてにも丁度よい。

結果、鍋前にこの3品は少し多かった印象。次回はざく切りきゅうり+アボガト納豆の組み合わせで鍋に挑みたい。

おかわりのもつとにらを注文
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雑炊
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〆には雑炊のほか、麺も選べる。今回は雑炊にしたが、麺も是非試してみたい。

日本酒は会津娘、東洋美人などがあった。特に会津娘は好きなお酒のひとつで、飲食店でも酒販店でもなかなかお目に掛かれないので、こんなところで出会えるとは嬉しい限りだ。日本酒に増して焼酎の品揃えが厚い。

ろくまる(もつ鍋 / 銀座)
東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館7F
TEL:03-5524-0666
11:00~14:30 17:30~24:00
無休

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テーマ:鍋料理 - ジャンル:グルメ

2007 年間MVP

5月に開設して早8ヶ月とちょっと。継続してUPするのは、なかなか難しいなぁと痛感しています。それでも何とか2007年分が終了し、あとちょっとでリアルタイムに追いつけるところまで来ました。

さて、年間MVPはどうしようか。色々と悩みます。今年はこんな感じでいってみようかと思います。

MVP
桜田(日本料理 / 京都)


料理のレベルが高い。これに尽きるわけですが、器にいたるまで気配りが行き届いているところが素晴らしい。(現・人間国宝のそのまたおじい様の作品を使用していたりするんですよ!)特に印象的だったのがお椀。



まさかまったけとはもを両方一度に味わえるとは思ってもいませんでした。はもの力強さの中にもしっかりと昆布出汁の旨味が感じ取れます。昆布が出汁をとられている情景が浮かんでくるほど。

桜田(日本料理 / 京都)
京都市下京区烏丸仏光寺東入ル一筋下ル匂天神町634-2
TEL:075-371-2552
11:30~13:30 17:00~19:30
火休


部門賞・この一皿
シュマン(フランス料理 / 赤坂)
「フランスブレス産仔鳩のロースト  ブレゼした腿肉とエキスのしっかりつまったソースで」



実はシュマンもMVPの候補として最後まで悩みました。一皿だけに限ると仔鳩のローストは衝撃的だったと言えるでしょう。火の通しの素晴らしさ。ソースとのバランス。まとまり良く力強い逸品でした。

シュマン(赤坂 / フランス料理)
東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワーANNEX 1F
TEL&FAX:03-3568-3344
11:30~13:30  18:00~21:30
月休

部門賞・スイーツ
ぎおん 徳屋(わらびもち / 京都)


京都のぎおん徳田のわらび餅。これも衝撃的でした。まずその食感の良さ、上品な味わいは古都・京都の本領を感じます。今度は是非、ぜんざいも食べてみたい。

ぎおん 徳屋(わらびもち / 京都)
京都市東山区祇園町南側570-127
TEL:075-561-5554
12:00~18:00(売り切れ終い)
不定休

部門賞・アルコール
初亀 中汲み大吟醸



これは文句のつけどころがありません。欠点のないお酒です。くせがないのに奥に深い旨味が潜んでいます。日本酒の最高峰のひとつ。

部門賞・調味料部門
やまつ辻田(極上山椒七味 / 大阪)



こちらも衝撃的な出会いでした。七味以外にも、山椒や柚のす、唐辛子、ごま、青のりと枚挙にいとまがありません。料理が何倍にもグレードアップ。昨日、銀座の武ちゃんで焼鳥を頂いてきましたが、その際に持参した七味を使ったらいつも以上の味わいでした。

特別賞
今年初めて足を運んだなかで気に入ったお店やそこそこ馴染みになったお店に対して特別賞を。

魚竹(酒亭 / 築地)


とにかく何を食べても美味しい。気取らず、構えず、自然体のところがいい。若竹煮なども忘れられませんが、最後の〆の明太子おじやも秀逸。土曜日はおやすみなので、平日、もう少し遅くまで営業してくれるともっと出掛けられるのですが。。

魚竹(築地 / 酒亭)
東京都中央区築地1-9-1
03-3541-0168
11:00~14:00 17:30~22:00
土日祝休

さくら家(やきとり / 入船)


こちらも魚竹同様、営業時間的になかなか足を運ぶことができません。ここは何と言っても働いている皆さんの感じが凄くいい。やきとりは勿論ですが、白レバーの刺身はとても美味しい。日本酒の品揃えはよく通うやきとり屋さんの中では随一。

さくら家(やきとり / 新富町)
東京都中央区入船2-2-1
TEL:03-3551-4878
17:30~21:00入店
土日祝休

大島や(居酒屋 / 月島)


常連さんが集うお店。最初は少し抵抗がありましたが、何度も通っているうちに少しずつ見覚えのある顔が増えてきました。つまみはコストパフォーマンスがとてもいい。このところ少しご無沙汰なので、また行かなくては。

大島や(居酒屋 / 月島)
東京都中央区月島1-4-1
TEL:03-3531-1331
日祝休

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テーマ:これは美味い!! - ジャンル:グルメ

2007年12月
12月のMVPは選考に随分と悩まされた。ほそ川も良かったし、シュマンでも文句なしなのだが、敢えて1軒あげるならば・・・12月はふた川だろう。



料理はいつ行っても安定していて揺ぎ無い。そして、毎回小さなサプライズがある。今回でいうと、胡麻豆腐とぐじの麦蒸しがこれにあたる。温厚なご主人の人柄としゃきしゃきした女将さんとのコンビネーションもいい。

ふた川(日本料理 / 六本木)
港区六本木3-9-4 六本木ロイヤルビル2F
TEL:03-3796-1663
17:00~22:00
日祝休

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テーマ:おいしい店紹介 - ジャンル:グルメ

年越しそば
2007.12.31

今年の年越しそばは「ほそ川」のおそば。12月9日に行った時にあらかじめ頼んでいたものだ。

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まずは、せいろで。
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これまでおそば屋さんでそばを買ってきても、いざ茹でてみるとブツブツと短く切れてしまう事が多かった。何が幸いしたのかはわからないが、今回は上手くいった。

続いては鴨せいろで。築地の宮川で購入した鴨とネギをフライパンで炒め、別誂えのツユで食べた。案外悪くない出来栄え。

最後は鴨南蛮にしてみた。
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鴨せいろのつゆに、こしらえた出汁をミックス。同様に炒めた鴨とネギを添える。これも丸い味でなかなかにいい。更にやまつ辻田の七味を投入。旨さが倍層した。

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テーマ:作ってみた - ジャンル:グルメ

CLUB NYX(フランス料理 / 銀座)

2007.12.31

2007年の食べ収めである。CLUB NYXはかつて五十嵐シェフが腕を振るっていた時に訪れて以来となる。そして、銀座店はこの日を最後に幕を閉じる。



エントランスを入り階段を登ると、フランスの田舎にきたような趣がある佇まいである。この場所がこんな空間になっていたとは。

フランス料理と言ってもお目当てはガレット。いわゆるクレープである。クレープと言ってもデザートのそれとは違い、おかずになるクレープである。この手の料理を食べさせてくれるお店はまだまだ稀少と言えるだろう。

まずはサラダ


続いてはスープ


ラ・コンプレット+トマト


クレープはそば粉を使ったもので、ラ・コンプレットとそれにトマトをトッピングしたものを注文した。基本の具材はハム、卵、グリュイエールチーズとなる。

しばらくは卵の黄身には見て見ぬフリをする。決して目を合わせない。そば粉の香りがいい。素朴な田舎料理といった感じだ。そば粉を使っているということは、これってある意味年越しそばか?と思いながら、まだ黄身には関心が無いフリを装い食べ進める。半分くらい食べ進んだところで、黄身を崩す。ハムにまぶし、チーズに絡める。生地で無駄なく拭い切る。ああ、美味しい。少し物足りない感じはあるが、軽い食事にはいい。

いずれにしても、銀座から姿を消すことは誠に惜しい気がする。

CLUB NYX(フランス料理 / 銀座)
2007.12.31閉店

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シュマン(フランス料理 / 赤坂)

2007.12.30

ミシュラン発刊後、星が付いたレストランを訪れるのは今回が初めて。ここ最近食べたフレンチの中でも秀逸な一軒だっただけに喜びもひとしおである。この日のランチがこの年の最後の営業だった。

Amuse-gueule 
アミューズグール


もちろん手抜きはない。いいスタートが切れる。

Huitre SENPOUSHI au creme de chou-fleur et foie-gras de canard en parfum d’algue et de SUDACHI
北海道仙鳳祉産牡蠣の冷製カリフラワーのクリーム、鴨のフォアグラ、生のりとすだちの香り


磯の香りとカリフラワーのクレームが見事にマッチしていた。生のり、すだちというコンビネーションにシェフのセンスの良さが伺える。鴨のフォアグラもこういう組み合わせにはどうかと思ったが、これがいいアクセントになっている。

Coupe de mousse de carottes en gelee
人参のムースとコンソメジュレ


このお店のスペシャリティ。何度食べても旨い。少しでもいいから毎回食べたい。

Le bonbon de boudin noir et de pommes de terre croustillantes, reduction de banyuls
ブーダンノワールのカリカリポテト包みバニュルスキャラメルとリンゴのピューレで


こちらもこのお店のスペシャリティのひとつ。カリカリと香ばしい衣とトロリとコクが
あるブーダンノワールのコントラストが良い。ブーダンノワールはほんのりとリキュールが香り、血生臭さはまるで感じられない。

Poisson du jour facon “chemins”
お魚料理を本日の調理法で


この日の魚料理は金目鯛のポワレと鱈の白子のムニエルの菊芋のブルーテ
ごく軽めの火の通しで、金目鯛の甘味とプリッとした食感を愉しめる。とろりと濃厚な鱈の白子と菊芋のブルーテが見事にマッチしていた。

Chevreiul poeler au poivre noir, jus de chevreiul
蝦夷雌鹿ロース肉の黒コショウ焼き 蝦夷鹿のジュ


鹿肉は血生臭いと思っていませんか?鮮度のいい鹿肉は刺身でも美味しいほどくせはないのだ。勿論ここで頂く鹿肉はまろやかで旨い。それでいて獣肉本来の猛々しい美味しさに溢れている。ソースのバランスも良く、赤ワインとの相性も絶妙だ。

Fromage


今日はやめておこうと思ったのだが、モンドールやエポワッスの姿を見ているとどうしても食べないわけにはいかない。状態は文句なし。

Gratin tomate fruit, granite tomate, glace a l’olives noires et piment d’espelette,
fleur de sel des olives noires
フルーツトマト果肉とそのグラニテのグラタン仕立て
ブラックオリーブとピメントエスぺレットのアイスクリーム、
ブラックオリーブのフルールドセル添え


トマトを使ったデザートは初体験。思った以上に若いトマトの味がするが、気にはならない。トマトの酸味が心地よい。アイスクリームはオリーブが香り、独特の雰囲気。デザートというよりは料理の延長線上にある。遊び心を感じる。

mignardises
小菓子


ショコラは甘さ控えめでしっとり、テュイルも香ばしく、お腹は既にいっぱいだったが、ついつい完食してしまった。

ミシュラン一つ星に恥じないお店と言える。料理だけならその上も狙えると思うくらいだ。今後に期待したい。

シュマン(赤坂 / フランス料理)
東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワーANNEX 1F
TEL&FAX:03-3568-3344
11:30~13:30  18:00~21:30
月休

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テーマ:おいしいお店 - ジャンル:グルメ

船見坂(ラーメン / 銀座)

2007.12.23

冬になると俄然、味噌ラーメンが恋しくなる。こちらのお店は函館ラーメンのお店だから、塩そばが売りなのだが、個人的には味噌ラーメンの方が好きだ。



この店の味噌ラーメンはスープが旨い。バランスがよくコクもある。ただ太目の麺がスープに比べて少し見劣りするのが残念だ。少し灌水臭く、もそっとしている。しかし、頼めば細めの麺にかえられることがわかった。次回は細麺で試してみようと思う。

船見坂 (ふなみざか) (ラーメン / 東銀座、銀座、新富町)

東京都中央区銀座2-12-11
TEL:03-5565-5541
平日:11:00~4:00 土日:11:00~20:00
無休

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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ

ふた川(日本料理 / 六本木)
2007.12.22

銀座の出井で長年、料理長を務めた双川さんが独立して開いた店。六本木の駅からそう遠くも無いが、奥まった場所にあるため、隠れ家的な趣がある。カウンターを中心に小上がりが一つと、小体な造りだが、ご主人がつくりだす美味を愉しむには最適なキャパシティと言えるだろう。

本日のメニュー。なかなか魅力的な品が並び、期待が膨らむ。


なまこのおろし


コリコリした歯ごたえ。酢の塩梅が見事。

胡麻豆腐 黒胡麻味噌


これには打ちのめされた。掛かっている黒胡麻味噌の旨いこと。やや甘みが強いものの、濃厚でコクがあり力強い。胡麻豆腐にこんな食べ方もあるのだと知らされた。

すっぽん椀


すっぽんのお椀。あの姿からは想像出来ない。繊細で深みのある旨味。

お造り。この日は平目の昆布〆とたこの組み合わせ。


平目は昆布の優しい香りが感じられ、たこも旨味十分。

ぐじ麦蒸し


麦蒸しとなっているが、これは出汁でのばしたとろろ芋と麦を甘鯛にたっぷりと掛けて蒸したもの。見た目はとろろ芋にすっぽり覆われていて地味だが驚愕の旨さだ。



根芋白煮、海老しんじょ


根芋はほんのりと薄味に炊いているのにしっかりと出汁の旨味がのっている。海老しんじょはプリプリのふわふわ。

小柱御飯、赤だし、香の物


小柱の御飯は珍しい。さっくりした歯ごたえが実に旨い。また、赤だしも秀逸である。

大人のアイスクリーム


デザートは女将さんの担当。塩気が何とも心地よい。大人の味だ。

チョコレートケーキ with 大人のアイスクリーム


料理は何を食べても美味しく、この内容で1万円を少し切る料金だからとても良心的と言える。ミシュランで星を取る資格は十二分にあると思うのだが。

ふた川(日本料理 / 六本木)
港区六本木3-9-4 六本木ロイヤルビル2F
TEL:03-3796-1663
17:00~22:00
日祝休

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イル リストランテ(イタリア料理 / 銀座)

2007.12.8

11/30にオープンしたばかりのブルガリ銀座タワーのリストランテでディナーを。ビルの入口はシャネルのベージュに似ていて、少し仰々しい。

店内に入って印象的なのが天井の高さ。とてつもなく高い。10mはあるのではないだろうか。一体、天井のライトはどうやって換えるのだろうか?命綱は?いずれにしても命がけであることには変わりない。いらぬことが気にかかってしまう。当然、窓は大きいので、中央通りを見下ろす展望はすこぶる良い。夜景も良いが、天気の良い日のランチなども気持ちがよさそうだ。内装は豪華絢爛というより無駄を省いたシンプルな造り。シックで落ち着いた雰囲気は最近のはやりとも言える。



料理に関してだが、不味くはないし、どれもそれなりに美味しかった。しかし今、思い返しても正直、印象に残った料理がない。少なくとも感動した皿は皆無だった。食べ物の記憶力はかなりいい方だと自負しているが、改めてこの日の画像を見ても、あまり記憶が蘇らないのは、それだけ料理にインパクトがなかったからだろう。



確かにメインの牛肉は美味しかったが、料理方法そのものは面白味に欠けていたし、ひとつ前の魚料理の平目に至っては、素材に臭味を感じた。これはこの価格帯のお店ではあるまじきこと。また、パスタやスープなどはもっと温かくてもいいのではないかとも感じた。



そこそこ美味しかったという感覚はあるのだが、あまりいい印象がない。これは一体何なんだろうか。考えてみた。高価なのだから価格対満足度に欠けると言ってしまえばそれまでだが、どうもそれだけではないように思う。



結論としては、どの皿もそれなりに綺麗に、見栄え良く、無難に作業した結果の成果物という感じで、料理というよりは商品を食べているという感じがしてしまうからなのかも知れない。少なくともとびきり旨いものを食べさせてやろうという気概がどの皿からも感じられなかったのが残念でならない。









とは言え開店まもない頃のレポートなので、これがそのままお店の正当な評価だとは考えていないが、いずれにしてもオープンしたてのお店にはあまり行くものではない。改めてそのことを痛感した。

BVLGARI Il Ristorante (ブルガリ イル リストランテ) (イタリアン / 銀座一丁目、銀座、東銀座)

東京都中央区銀座2-7-12
TEL:03-3239-0100
11:30~14:30 18:00~22:30
無休

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テーマ:イタリアン - ジャンル:グルメ

ほそ川(そば / 両国)

2007.12.9

ここのところ新そばの時期にあわせて何軒かのそば屋を訪れたが、やはりこの店のそばを味わうまでは何となく新そばを食べた気がしない。以前の指針は竹やぶであったが、流石に場所も遠いので、最近ではほそ川がそれに取って代った存在だ。

開店時間の少し前に到着したのだが、誰も並んでいない。店内を見ると何名かが既に席に付いている。今日は少し早めに開店したようだ。運よく独立したテーブルに座ることができた。

この日は、つい先日購入した電動チャリを使って(京都での快感が忘れられなかったのだ!)豊洲からはるばる自転車で行ったみた。時間にして30分くらいか。道程に小さな橋が多く、起伏に富んでいたが、楽々辿り付く事ができた。電動とは言え、そこそこ腿に負担が掛かるのだが、総じて楽なことが多く、これはこれで案外くせになりそう。かなり行動半径が広がった感じだ。喉も渇いたのでビールを注文。



そばみそ


白味噌がベースで表面はバーナー等で焦げ目をつけているのだろうか。甘辛く香ばしい。こうなると日本酒を飲まざるを得ない。ここでは専ら磯自慢だ。

そばがき
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若草色のなんとも言えないいい色。テーブルに置かれたときからそばの芳香が立ち昇る。ふうわりと柔らかく、実になめらか。添えられる海苔がまた秀逸で、そばがきをくるんで食べると磯辺焼きのような感じで、また違った味わいの深さが愉しめる。

穴子の天ぷら
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カリッと香ばしく仕上がっている。そば屋のてんぷらとしてはかなりレベルが高い。添えられている塩は雪塩だと思う。

ごぼうの天ぷら
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ごく薄い短冊切りのごぼう揚げがここの定番なのだが、この日は堀川ごぼうを厚めの筒切りにして仕上げていた。ホクホクで甘味が強く、土の香りが力強い。

せいろ1枚目
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せいろはおかわりと合わせて2枚注文すると産地が異なるそばを供してくれる。そんな心遣いがこれまた憎い。まずは北海道産のおそば。ほんのりとした甘さが心地良く軽やかな味わい。
写真ではわかりづらいが青みを湛えたいい顔をしている。

なめこそば
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大ぶりのなめこがぎっしりと入った一品。つゆのバランスがいい。きのこの旨味が汁に溢れている。ふっくらしたお揚げとほのかな柚子の香り。具のバランスも良い

せいろ2枚目
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2枚目は茨城産。甘味は北海道産に軍配が挙がるが、どっしりと腰の据わった粉の旨味はこちらの方が強い。北海道産のそば粉では感じ得ない魅力がある。

江戸蕎麦ほそ川 (えどそばほそかわ) (そば / 両国)

東京都墨田区亀沢1-6-5
TEL:03-3626-1125
12:00~15:00  17:00~20:30
月休

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テーマ:うどん・そば - ジャンル:グルメ

上野藪そば(そば / 上野)

2007.12.2

何とか12月に突入。このままドンドンと行きます。まずは上野藪そば。

時間は12時を少し回った頃。新そばのシーズンだけに行列ができているものと覚悟していたのだが、意外にもすんなりと席につけた。

休日の昼下がり。そば屋にはいったら当然、一杯ひっかける。無性に喉が渇いていたので、ビールを注文。合わせてそば味噌が供される。

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茄子の田楽?味噌の辛味がお酒とマッチしている。
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焼きたらこ。これには当然日本酒が外せない。
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とろろそば
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藪系の濃口のつゆにはとろろがよく馴染む。とろろくらいではへこたれない。

もりそば
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香りはまずまず。のどごし良く、辛口のつゆに先っぽだけつけて食べるのがいい。小粋な江戸っ子になった気分だ。

藪系の中では値段も良心的だし、そこそこ飲めるし割りと気に入っている一軒。

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上野藪そば (うえのやぶそば) (そば / 上野、京成上野、上野御徒町)

東京都台東区上野6-9-16
TEL:03-3831-4728
11:30~20:30
水休

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2007年11月

2007年11月の月間MVPは2つ。

今月、忘れてはならないのがやまつ辻田。七味に留まらず、その全てに打ちのめされた。こちらは調味料部門。



続いて、レストラン部門はイ・ビスケロ


料理も安定して美味しい。以前にも増して、繊細さやきめの細かさが加わった印象を受けた。自家製のパンも香ばしく、粉の旨味を感じさせてくれる逸品。



イ・ビスケロ(イタリア料理 / 木場)
東京都江東区東陽5-11-2 ルミナス木場公園2F
TEL:03-5635-5077
12:00~13:30 18:00~22:00
月休、第2日と火ランチ休

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萬福 (ラーメン / 銀座)
2007.11.17

銀座では老舗のラーメン屋。昔はカウンターのみのお店だったが、今の代になり店の規模は拡張され、ラーメン以外のメニューも扱うようになった。



まずはビール。あてはメンマで。


続いては、季節の野菜の炒め物。ご飯には良さそうだが、つまみとしては少し重たい感じ。イメージしていたものとは違った。


餃子。これはなかなかに秀逸。野菜というよりは肉ベースの餡。


最後の締めはラーメン。


やはり、オーソドックスなラーメンがいい。飽きの来ない東京ラーメン。すっきりとしたスープに具の玉子が彩りを添える。


萬福 (まんぷく) (ラーメン / 東銀座、新富町、銀座)

東京都中央区銀座2-13-13
TEL:03-3541-7210
11:00~22:00
日祝休

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イ・ビスケロ(イタリア料理 / 木場)
2007.11.11

久しぶりにイ・ビスケロへ。木場公園に程近い、マンションの2階。席間がゆったりと取られていて、落ち着いた雰囲気。と、言っても堅苦しさがなく、くつろげるところがいい。

まずは前菜。最初はイワシを使ったお料理。


続いて、タコのサラダ仕立て。タコの美味しさが際立つ。


白いんげん豆を優しく煮込み、上にはカラスミが乗っている。このカラスミの塩気が心地いい。


続いてはパスタ。香り高い一皿。


エビのリゾット。しっかりとしてコクがある濃厚な味わい。


メインには仔羊を。火の通しが素晴らしく、ロゼ色の仕上り。均一に火が通っている感じがいい。勿論、味の方も申し分ない。


イ・ビスケロ (イタリアン / 木場、東陽町)

東京都江東区東陽5-11-2 ルミナス木場公園2F
TEL:03-5635-5077
12:00~13:30 18:00~22:00
月休、第2日と火ランチ休

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京金(そば / 森下)

2007.11.4

この日も勇んで味百選に赴いた。目的は只ひとつ。やまつ辻田の七味を追加購入すること。高島屋の開店5分後くらいに到着したものの既にお昼の回まで一杯。何と言うことだ。仕方なく、午後1時の回に予約を入れた。

さあどうしよう。かなり時間を潰さなくてはならない。結局、日本橋を離れることにして早めの昼食を森下の京金で。勿論、前日のリベンジという思いが強い。

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鴨タタキ
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旨い!これはいい。全体が桃色なのだが、決して生ではない。ほのかな薫香も感じる。実際、燻製に近いものなのだろう。お酒が進む。

玉子焼き
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まず、見た目が美しい。しっとりと瑞々しい感じ。実に様子がいい。美肌だ。食感もふんわりとして、ほのかに出汁が香る逸品。

天ぷら
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さくさくとした歯ごたえが心地よい。実に軽やかに仕上がっている。無論、油切れもよい。

せいろ
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まずは、そばのままでひと口。ほのかな甘みを湛えて、香りも高い。次につゆをほんの少々口に含む。凛として味のバランスがいい。しばらく薬味なしで頂く。つゆがそばの旨味を引き立ててくれる。好相性だ。改めてつゆの良さを実感する。そばの旨味の引き立て加減が実に憎い。このつゆ、相当にレベルが高い。東京でも屈指のレベルではないだろうかと思う。

後半戦はそばにわさびを乗せて頂く。ねぎは最後まで使わず、そば湯と共に頂く。ねぎを入れるとせっかくのそばの香りが半減するからだ。そう言えば、薬味にねぎを出さないお店は意外と少ない。これまでの記憶を辿ると、黒姫高原の「ふじおか」と昔神田にあった「いし井」くらいのものだろうか。ということはその流れを汲む銀座の「流石」もなかったのかも知れない。

かけそば
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シンプルな一品ながら、だしの旨味が感じられる。かなり濃いタイプ。但し、せいろのつゆほどの突出したものは感じられなかった。

京金 (きょうきん) (そば / 森下)

東京都江東区森下2-18-2
TEL:03-3632-8995
11:30~15:30 17:00~20:00
月、第3火水休

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やまつ辻田 (七味 / 大阪)

2007.11.3

目ぼしいところをひと通りまわりして、お酒などがある奥のブースへと進んだ。すると左手奥に「やまつ辻田」が店を構えていた。以前、高島屋で購入した今井のうどんについてきた七味があまりに美味しかったため、事前チェックはしていたのだが、味百選の現場ではつい忘れていた。

あ、あの美味しかった七味か!と思い出し、購入しようと近づくと、予約制になっているのだという。それも、七味を目の前で調合する様を見ながら1時間ほどご主人の講釈を聞かなくてはいけないらしい。そうしないと購入できないのだという。更に「今からですとあと2時間後になります」と若い店員さんは追い討ちをかける。まさか七味を購入するのにこれほど時間が掛かるとは!???どういうこと?疑問を感じるが、俄然興味がわいてくる。意を決し、2時間後の会を予約をした。

若者は更に続ける。予約は何個にしますか?と。何個!?何個って?七味は小さめの瓶や小袋などに入っているイメージだが、普通ひとつ購入すれば1年くらいは余裕で持つ。何分初めて買うのだから、まぁせいぜい3個もあれば十分なのではないかと思う。それでも、凄く美味しくて、あっという間に使っちゃったら悲しいかなぁと、気持ち多めの5個で注文。若者は我々の名前と個数を待機者リストに書いた。気になってその用紙を覗きこむと、他の方々の名前の横には20とか30という個数が平然と並んでいる。

何なんだ?この人たちは年間、一体どれだけの七味を消費するのだろうか。きっと10人くらいの家族構成で毎日2回は七味を大量に消費する食事をされているのだろう。類は友を呼ぶ?激辛一族たちが揃ってこの場に足を運んできた。そうに違いない。頭の中は疑問符で一杯だが、ここでボケッとしていてもしょうがない。一旦そこを離れ、しばし時間を潰すことに。

さあて、ようやく時間が巡ってきた。1回の参加人数は10人くらい。ほとんどが常連さんのようだ。見ているお客さん全員がご主人と向き合っているような独特の雰囲気のなか、七味が調合されていく。ご主人が問いかける。唐辛子を使った料理はどんなものがある?一人ずつ答えていく。その答えに対して、ご主人も思いを述べる。この会話のキャッチボールがご主人のエナジーになるらしい。

使用している唐辛子について説明が始まる。日本人の口に入る唐辛子の殆どが外国産だが、やまつ辻田では、自ら畑で国産の唐辛子を栽培している。辛さは通常の唐辛子の3倍もあるという。果肉は薄く柔らかい。その唐辛子の粉末(これが一味)を順番に嗅がせてくれる。単なる刺激臭ではなく、独特の優しい芳香を感じる。収穫量はすくなく、栽培はかなり困難らしいが、この唐辛子が辻田の誇りであり、自慢でもあるようだ。

こんな調子で投入する素材に対するこだわりを語り、聴衆は其の都度、香りにため息を漏らす。胡麻はそのままプランターに植えると発芽する胡麻を使用している話だったり、青のりは四万十川産でも支流ではなく本流で採れたものしか使用しないなど、聞けば聞くほどそのこだわりが尋常ではない。山椒など今まで見たこともない青さで驚いた。そしてその香りのなんと清清しいことか。一般的な七味がキロ1000円くらいなのに対してこの七味はキロ10000円程度に相当するらしい。1時間はあっという間に過ぎ去った。

戦利品は調合極上七味の他に山椒、唐辛子、ごま、そして、柚のすという柚子を搾ったエキスだ。また、ゆず七味も前回調合分のおこぼれを頂くことができた。

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七味は単価が高いだけに1個の量が少ない。大体ティースプーンで2、3杯程度。これなら20個買うのも納得した。決して、激辛一族ではなかったようだ。しかし、予約分を調合するため追加で購入することはできない。よし、明日も来ちゃうか?

調合極上七味
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とにかく、香りが鮮烈で力強い。それぞれの素材が香りの輝きを放つ。そこそこの料理がひと振りで大化けするくらいの破壊力がある。

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山椒
これも鮮烈。特に小分けのものが良い。

唐辛子
大きさは小さく、確かに辛味が強いが、香りも高い。これでつくるペペロンチーノはGood!

ごま
炒り始めて直ぐに濃厚な香りが立ち昇る。これで甘めの胡麻ソースを作ってみた。びっくりするほど滑らかに擂りあがって練り胡麻の様になった。春になったらプランターで植えてみるか?

柚のす
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これも鮮烈。柚子のジュースなのだが、嫌な苦味は全く無く、しらすおろしなどに一振りすると料亭の味に一変する。今回の催事では去年の在庫分の販売だったが、この日、新ものの柚のすと特製ポン酢を予約注文した。柚のすとポン酢についてはまた別の機会にレポートしたいと思う。

やまつ辻田 (七味 / 大阪)
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味百選 (日本橋高島屋)

2007.11.3

この日の本来の目的である味百選の話題。まずは事前に目をつけていたところをまわった。今回、最も残念だったのが、神宗の塩昆布。平日3日間だけの限定販売だったため、買うことができなかった。お願いしますよ、高島屋さん!休日しか寄れない人だっているんだから!毎年楽しみなのに!

ではでは気を取り直して、今回購入して特に満足度が高かったものを5つほど紹介します。

三國屋の超特選焼寿司海苔 / 広島
とにかく、香りが別格。味が濃い。お値段は高いが、それ以上の満足度が得られる。

味の牛たん喜助 / 仙台
これは単純に肉が美味しい。あまり牛たんを好まない家人もペロリと平らげていた。

富士酢プレミアム / 京都
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美味しんぼにも登場したことがある富士酢。ここのお酢はたまに使う。ポン酢も以前は我が家の一番のお気に入りだった。しかし、今では林孝太郎商店やアサヒポン酢に上位の座は明け渡している。が、今回はプレミアム酢なるものが売られていた。確かに優しくて、優雅な酸味がかなり良い。酢の旨味をダイレクトに味わう料理に最適。

村上重本店の千枚漬 / 京都
色々と他のお店のものも試してみたが、千枚漬けの王座は村上重本店で揺ぎ無い。最初の一口はやや物足りなく感じるのだが、二口三口と食べ進むほどに口の中の感覚が冴え渡っていき、最終的にはやはりこの塩梅が正解なのだと実感する。パンチは弱いが、余分な雑味も皆無。ひたすら繊細で滋味深い。最近は、他の千枚漬を食べてみようという気がおこらない。

やまつ辻田 / 大阪
調合極上七味。兎に角、ものが違う。別格である。こちらの詳細は別途お届けしたい。


味百選(日本橋高島屋)
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紅葉川(そば / 京橋)

ふう。1月になってかなり精力的にアップしたお陰で今年のネタは何とかリアルタイムに追いつくことができました。ここから時計を少し後ろに戻し、11月のネタへ。

2007.11.3

この日は日本橋高島屋で味百選が。つい先日、美食の京都展に行ったばかりだが、味百選はデパートの催事にして最大のイベントと位置づけているだけに外せない。

途中、腹ごしらえのため、京橋のおそば屋さんに立ち寄った。以前、ビラを配っていたのを想いだしての訪問である。

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小ぎれいな佇まい。店内も割りと広く、まだ新しい雰囲気だ。あまり好みの銘柄はなかったがとりあえず日本酒を注文。お通しとしてばい貝が登場。これはいい合いの手だ。期待が膨らむ。

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玉子焼き
少し表面に焦げ目があるしっかりとしたタイプ。個人的にはもう少ししっとりとした方が好み。だしの旨味がもう少し感じられる方がお酒には良い気がした。

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天ぷら盛り合わせ
写真で見る以上に衣が厚ぼったい。その上、油切れも悪い。だから異常に凭れる。これで低価格なら何ら文句はない。運が悪かったと諦めれば済むことだ。しかし、これが深町の天丼と同価格を取るのだから信じられない。なかがわのランチに至っては二人分の値段だ。天せいろは半値くらいなのに、一体何が違うのだろう。

先日アップした湯河原・古代そばのてんぷらが出てきた瞬間、ここの天ぷらが脳裏を掠めた。しかしあれは酷いものではなかった。一度勉強し直すと良い。本当に。自分が10回も練習すれば、もう少しマシなものを作り得るとさえ思う。それくらい腹が立った料理。昨年ワーストワンの料理と言っても過言ではない。(すべてがワーストという訳ではないので誤解のないように)例え、1000円前後の値段であってもでも十分に不満は募る。

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せいろ
この時期だから当然新そばである。確か、北海道産のそば粉を使っていると書かれていたように記憶している。そばは香りもあり、のどごしと共に悪くない。

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鴨せいろ
鴨はこの店の売りもののひとつなのだろう。しっかりとしたつゆにそばが良くマッチしていた。野趣あふれる味わい。こちらはむしろ良心的な価格と言っても過言ではない。

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そば屋で飲むことを楽しみに訪れるならばあまりおすすめしない。単にそばだけを頂くなら覚えておいても損はない。

紅葉川(そば / 京橋)
東京都中央区京橋2-8-10丸茶ビル1F
TEL:03-5524-5266
11:00~15:00 17:00~21:30(平日)
11:00~14:30(土日祝)
無休

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七草粥

2008.1.7

今日は七草。今年一年の無病息災を祈って、我が家の朝食も七草粥だ。七草粥といえば、白粥に湯がいた七草を浮かべるのが普通なのだろうが、ウチの場合、どうせなら美味しく食べたいと欲が出る。昨日の水炊きを作る際、多めに出汁をひいておいた。軽く塩をして粥を炊き、仕上げに少々の薄口醤油。正月、無理をさせた胃にジンワリ染み込む優しい味に仕上がった。



因みに七草はららぽーと豊洲のスーパーAOKIにて購入したもの。

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水炊き

2008.1.6

正月休みも今日でおしまい。最後の夜は水炊き。我が家の冬の定番だ。ウチの水炊きは半端なく旨い。この季節にお客様を迎えるとき、一度はお出しするメニュー。まあ、築地宮川の鶏のお手柄もあるが、手間を惜しまないことが第一。

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ガラとひき肉、香味野菜で丹念にスープをとり、更に惜しみなく昆布と鰹節を使って出汁をひく。このトリプルスープがベースだ。宮川で購入した骨付き腿肉のぶつ切りとタタキ肉の団子がメイン素材。あとはそのときの好みの野菜と豆腐を煮込んで出来上がり。鶏肉の脂が溶け出したスープの旨さは奇跡的だ。骨付き腿ぶつ切りは少々火を通しすぎたぐらいではびくともしない。いつまでもしっとり感が持続するところが素晴らしい。

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一通り具材をむさぼった後のお楽しみはラーメン。スープを綺麗にさらって、塩・コショウ・ひしほの醤油で味付け。ネギを浮かべれば、シンプルだが鶏肉の旨味を十二分に吸い込んだ極上ラーメンになる。ほんと、旨いんだから!

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ボンベイカフェ(インド料理 / 勝どき)

2008.1.6

野暮用があって、またしても晴海のトリトンスクエアに。さすがに中華は飽きてきたし、それならばインド料理!ということでボンベイカフェに行ってみた。何と週末のランチは1000円で食べ放題。そんなに食べるつもりはなかったのだが、少し得した気分だ。

カレーはキーマカレー、チキンカレー、豆のカレーの3種類
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キーマーカレーはトマトベースのもので、チキンカレーはヨーグルトがたっぷりと効いたタイプ。また、豆のカレーはさらりとしたスープスタイル。中でも、オーソドックスなチキンカレーが一番良かった。いずれも辛さは控えめなので、お好みでチリペースト等を追加できるようになっている。

サラダも食べ放題
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これにナンとポテトフライ、本日の一品としてタンドリーチキンが付く。ナンもポテトもおかわり自由だ。

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突出して旨いとは言わないが、値段を考えると満足度は高い。

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ボンベイカフェ(インド料理 / 勝どき)
東京都中央区晴海1-8-8 オフィスタワーW 2F
TEL:03-5144-8256
11:00~23:00
不定休

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HB GRILL (ハンバーガー / 豊洲)

2008.1.5

今回、初めてららぽーと豊洲にあるHB GRILLに入った。お店のカテゴリーとしてはアメリカンとかグリル料理というのが正しい様だ。

お昼に丁度いいようなメニューを探すのが難しい。特にランチメニューというのは無い。そこで注文したのが次の3品。これを2人でシェアした。

<チーズバーガー>
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グリルを売りにしているお店だけあって、肉の旨味がきちんと感じられる。同じららぽーとにある他のお店よりもかえってこちらの方が好ましく思えた。パンもしっとりとしている。

<オニオンリング>
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オニオンリングも難しい料理で、表面積が多いため、油切れが悪いとかなり胃がもたれることになる。ここのものは独特の衣で、カリッと仕上がっていて好感が持てる。色からいうととうもろこしの粉?でも使っているのだろうか?

<タコス>
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パリッとしたタコスシェルと野菜のシャッキリ感が心地よい。添えられるサルサソースは辛さ控えめ。

こちらのお店は完全に夜向きのお店と言えるだろう。一度、ちゃんと肉料理も食べてみたい。

HB GRILLl(ハンバーガー / 豊洲)
東京都江東区豊洲2-4-9アーバンドックららぽーと豊洲 1F
TEL:03-6910-1279
11:00~23:00
無休

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なんつッ亭(ラーメン / 川崎)

2008.1.4

灘屋さんでお酒を頂いた後、帰路に着いた。飲んだ後の締めはラーメン!ということで、川崎で途中下車。駅ビルの中に有名なラーメン店がひしめいている一角がある。中でも、今回のお目当てはなんつッ亭。

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1つのフロアに6軒ものお店が軒を連ねているが、一番人気が高いのがここなんつッ亭だ。店の前には20人近い列が。しかし、回転は意外と早く、15分ほどで席に着いた。

<びんびん焼き丸餃子>
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ニラまんじゅうの様な丸型の餃子。餡の出来もよく、なかなかのもの。

<ねぎちゃーしゅー麺>
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らーめんの丼の小ささにまず驚かされる。それほど空腹ではないので、丁度いいと言えば丁度いい。スープは九州のとんこつ系がベース。嫌な臭味はなくクリーミーな口当たり。これにこの店独特の黒いマー油がミックスされている。この黒いマー油は好みが分かれるところ。個性的であることは間違いない。何度か足を運ぶと病み付きになる類の味なのかも。

トッピングのねぎは別皿で供される。かなりたっぷりで嬉しい。
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<へなちょこアイス>
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チョコバニラミックスを注文。これは予想以上に旨かった。ラーメンの油をすっきり流してくれる。

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灘屋 (酒屋 / 湯河原)

2008.1.4

こごめの湯で一風呂あびてスッキリしたら向う場所は只一つ。なだやさんである。
目的はお酒の購入よりも利き酒だ。1000円で3種類のお酒をほぼ原価で楽しめる。

<黒龍ひやおろし>
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氷温でタンクのまま保存されている。こちらのサーバーから注いでくれる。

綺麗な酒だ。甘・酸のバランスがとれた酒。肴が進む。魚介類の醍醐味である磯の香りをフワリと包みこみ流してくれる。日本酒が素晴らしいと実感するのは、まさしくこういう時なのだ。ワインだとこうはいかない。

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菊姫純米酒
お酒らしいしっかりとした味わい。料理によってはいい相性を見せそうだが、そのまま頂くには少しクセを感じる。

初亀べっぴん
こちらは酒門の会限定品の純米吟醸酒。山田錦を使用したさらりと軽快な飲み口のお酒。初亀も好きな酒造のひとつだ。

<石田屋>
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ラストの1本らしい。何という幸運。こいつは春から縁起がいい。因みに石田屋が含まれると3種で1000円という訳にはいかなくなるが仕方ない。

美麗だ。口に含んだ瞬間、鼻腔に抜ける華やかな香りは鮮烈でありながらつつましい。舌触りはあくまでも滑らかでスルスルと胃に収まっていく。偽装とは無縁の世界だ。心も体も清められる思いがする。日本酒の最高峰といえる。

灘屋 (酒屋 / 湯河原)
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上475-7
TEL:0465-63-2011
9:00~19:00
木休

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