Hagenbund ~ハーゲンブント~
ハーゲンブントとは、1900年に組織された美術家の集団で、レストランの主人(ハーゲン)に由来し、そこに集まるメンバーを意味します。銀座・築地・月島・勝どき・豊洲・下町エリアの食歩記を中心に、食に関するさまざまな情報を発信します。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
桜田(日本料理 / 京都)
2007.10.5

この旅の初日にしてメインイベントといえる桜田での食事。

071005_22.jpg

席につくとまず香煎が供される。背筋が伸びる。

071005_23.jpg

最初の料理はからすみ、カニ、大根をカブでサンドイッチしたもの。何とも贅沢な滑り出し。爽やかで美味。

071005_24.jpg

はもと松茸の御椀
071005_25.jpg

桜田の御椀は何より出汁が素晴らしい。以前お椀を頂いたときも、口に含んだとたん、大きな寸胴の中で昆布がじっくりと旨味を出しているビジュアルが頭に浮かんだ。こんな経験は後にも先にも例がない。

あまりばらしたくないが、夏と秋の端境期であるこの時期、京都では鱧とまったけが同時に味わえるのだ!何だかとても得した気分になる。鱧の脂が出汁に溶け込みコクが加わる。なんら余分な味は無い。脳裏にはプクプクと小さな泡を吹き出している昆布の姿が浮かんでくる。勿論まったけは濃厚な香りを放ち、海と山の絶妙な「であいもん」に仕上がっている。

お造りは鯛とイカと鮪
071005_26.jpg

百合根饅頭
071005_27.jpg

百合根のホクホクとした食感の心地よさと香りに出汁の旨味が絶妙に絡まる。

071005_28.jpg

上からとんぶりうに、栗、香茸?、枝豆、しめあじ、ごまあえ、イクラ。どれも丁寧な仕事ぶり。小さなお重の中に志の高さと誠意がぎっしりと詰め込まれている。

071005_29.jpg

焼き物はかます。丁寧な焼き上がりで、皮はパリッと香ばしく、驚くほど脂が乗っている。干物のかますはスカスカしてあまり美味しいと思ったことが無いのだが、これは全く別物だ。添えられたきゅうりの雷づけ大根おろしがいい合いの手になる。

071005_30.jpg

新そば。まさかおそばが出るとは思わなかった。東京のそば屋で頂くものとは少し趣が異なる。つゆは京風で優しい味わい。そば好きにとっては嬉しい一品。

071005_31.jpg

小芋、厚揚げ、ほうれん草の煮物。非の付け所のない美味しさ。特にじっくり煮含められた小芋が旨い。

071005_32.jpg

松茸ごはん。どんな修辞も必要ないだろう。この季節、京都の一流店で頂く松茸ごはんだ。つい先ほどわらび餅を食べたというのに、いくらでも胃袋に収まる。勿論、味噌汁やお漬物も美味しいとしかいえない。

デザートのフルーツ盛り合わせ。洋梨、巨峰、かきにオレンジジュースが添えられる。
071005_33.jpg

最後は栗きんとんにお抹茶。この栗きんとんがただ事ではない。
071005_34.jpg

京都を代表する割烹の一軒。料理はもとより器に至るまで、徹底したこだわりが感じられる。これぞまさしく日本料理の"美”そのものである。日本が誇る食文化の最高峰のひとつと言って過言ではない。仮にミシュランが京都版を出したら、一体何軒のお店が3つ星に輝くのだろうか。その中でもここは間違いなく本命中の本命と言えそうだ。

にほんブログ村 グルメブログ 東京食べ歩きへ 食べログ グルメブログランキング 
スポンサーサイト
ぎおん 徳屋(わらびもち / 京都)

2007.10.5

今回の旅で、唯一行こうと思っていた甘味処が祇園にある徳屋だった。予約が要るわけでもなし、スケジュール如何でどこかに組み入れようと柔軟な心持でいたのだが、非常事態が発生。

明日は京都という日の夜。おりしもTVで、秋の行楽シーズンに向けた京都のグルメ特番が放映されていた。どれどれ、何かいい情報があるかな、と思って見ていると、徳屋さんが紹介されているではないか。TVの力は馬鹿に成らない!これでは土日の混雑は必至。ただし私達が京都に出かけるのは連休前、平日の金曜日だ。この日を逃してしまったら、今回は諦めることになるだろう。まずい!というわけで、初日の行程に無理やりねじ込んだ。

071005_19.jpg

時刻は午後3時くらい。既にお店の前に4組ほど待っている。並びたくないなー。とは言うものの、週末はもっと混雑しているだろう、と自分に言い聞かせて列に加わる。10分ほどでのれんを潜り店内へ。

各テーブルの上に小ぶりなコンロが置かれている。ぜんざいを注文すると、このコンロに火が入れられお餅が供される。それを各々好みの具合に焼いて、しばし待つという寸法。楽しそうだ。そして旨そうだ。かなり心が揺れ動いたが、10月にして29度の暑さ。とてもぜんざい気分ではないし、夕食の時間も近い。お目当てのわらびもちのみを注文。

071005_20.jpg


鮮烈。新生児の肌のようなプルンとした食感が何とも心地よい。餅のみを頂くとまろやかな和三盆糖がほんのりと香り、わらび粉の旨味が拡がる。添えられた黄粉に黒蜜を落とし、これをまぶしながら食べるとこれまたしみじみと深い味わいだ。

071005_21.jpg

まがい物でないわらび粉を丁寧に練り上げた逸品。誠意が感じられる仕事振りである。
左党の方も是非、お試しあれ。

にほんブログ村 グルメブログ 東京食べ歩きへ 食べログ グルメブログランキング 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。